2025年度活動報告
2026年6月12日
2025年度 事業報告書
特定非営利活動法人日本点字普及協会
1 事業の成果
日本点字普及協会は、視覚障害者及び一般市民に対して点字の普及・啓発活動を行うために2013年度から活動を開始しました。
2025年度に実施した事業は以下のとおりです。
点字考案200年にあたり、点字考案200年事業推進実行委員会の構成団体として、第5回点字考案200年記念事業「記念講演会&シンポジウム」および、「関西・大阪万国博覧会」において行われた点字普及・啓発事業に参加しました。
第10回「中途視覚障害者に対する点字学習指導法研修会」を11月に甲府市で実施しました。この研修会には2025年度も霊友会「ありがとうこだま基金」の助成を受けました。
そのほか、2017年度に開発した凸面点字器「トツテンくん」の普及を全国各地で会員が行いました。なお、凸面点字器の販売を行う(有)読書工房によると、2026年3月31日までに累計10,383台の販売実績があったとのことです。(2025年度は、968台販売)
また、ホームページを維持し、広く点字に関する情報提供を行いました。
2025年度末の会員の状況は、次のとおり。
個人正会員 27、団体正会員 5、個人賛助会員 4、団体賛助会員 2
2 事業内容
1.特定非営利活動に係る事業
A.視覚障害者への点字の普及に関する事業
(1) 中途視覚障害者に対する点字学習指導法研修会第10回の開催
実施に当たっては、霊友会「ありがとうこだま基金」の助成も受けました。
期日 2025年11月13日(木)・14日(金)
会場 山梨ライトハウス情報文化センター
受講者 19名(修了証授与 18名、累計143名)
講師 原田良實氏
(2) 凸面点字器普及事業
2017年度に完成した凸面点字器の普及を図る活動を行いました。
(3) Lサイズ点字普及事業
点字を触読できる視覚障害者を増やすため、引き続きLサイズ点字の普及を図るとともに、Lサイズ点字プリントサービス(実費徴収)を団体正会員の「にじの会」協力のもとに実施しました。その結果、個人、施設・団体、企業などからの依頼を受け、25件7,719枚(累計290件、62,557枚)のプリントサービスを行うことができました。
(4) 中途視覚障害者向け資料「点字の書き方」の内容について、引き続き検討を行いました。
B.一般社会への点字の普及・啓発に関する事業
(1) 一般向け点字学習用啓発資料普及事業
親や教師が、子どもと楽しみながら気軽に点字を学ぶことができる点字学習用啓発資料「点字の世界へようこそ」をホームページ上で公開しています。この啓発資料を活かすため、希望者に点字一覧表・啓発資料を郵送で配布しました。
また、当協会が所有する凸面点字器を会員に貸し出す「凸面点字器貸出事業」を行い、会員が全国各地で行う点字普及事業の一層の充実を図りました。
a.希望者に点字一覧表・啓発資料を郵送で配布
b.会員向け凸面点字器貸出事業
(2) ホームページによる点字普及事業
インターネットを通して点字の普及を図るため、ホームページの運営を引き続き 行いました。
(3) イベントによる点字普及事業
a.点字考案200年事業推進実行委員会の活動の一環として、「関西・大阪万国博覧会」において、4月19日(土)~24日(木)に行った点字に関するイベントに参加し、凸面点字器を用いて点字の普及事業を行いました。
b.第5回点字考案200年記念事業「記念講演会&シンポジウム」
日時:2025年11月1日(土)13時~16時30分
会場:日本視覚障害者センター研修室(東京都新宿区西早稲田2-18-2)
定員:60名(先着順)+Zoom(100名) ハイブリッド開催
主催: 点字考案200年記念事業推進委員会
【記念講演】
テーマ 「点字の市民権拡大における課題」
講師 愼 英弘(しん よんほん)氏(四天王寺大学名誉教授)
【シンポジウム】テーマ「現代における点字の意義と近未来の展望」
コーディネーター 青木隆一氏(淑徳大学総合福祉学部教育福祉学科教授)
シンポジスト 愼 英弘氏、山岸蒼太氏(毎日新聞社点字毎日部記者)、鈴木祐花氏(日本視覚障害者団体連合青年協議会長)、渡辺昭一氏(日本点字委員会会長)
(4) 点字サインの点検
全国各地の点字サインが適切であるかを機会あるごとに点検しました。
(5) 全会員による全国各地での点字普及活動
全会員が全国各地で機会あるごとに点字普及のための活動を行いました。