視覚障害者及び一般社会への点字の普及をめざす「特定非営利活動法人日本点字普及協会」

■文字の大きさ

■色反転

凸面点字器の開発と普及

読む文字と書く文字を同じ形にしたい
        – 凸面(とつめん)点字器の開発と普及 —

「読む文字と書く文字を同じ形にしたい」というと、「そんなの当たり前でしょ」と言われてしまいそうです。
点字は、でっぱった点(凸面)を左から右にさわって読み、右から左へ点をへこませて(凹面(おうめん))書きます。そのため、点字は読む文字と書く文字が左右反対になり、両方の文字を覚えなければならず、なれるまでに大変苦労します。

読む方向と各方向の説明

これは、おとなになってから目が不自由になった人が点字を覚えるときに大きな負担になります。また、小中学校の総合的な学習など短い時間の中で、自分の名前を点字(凹面)で書き、さらに街や家にある点字サイン(凸面)を読む練習をするのはかなり大変です。

改めて考えてみると、読むときと書くときの形が違う文字は、点字のほかにはありません。
そこで、日本点字普及協会では、読む形を書く点字器(凸面点字器)の開発に取り組み、いろいろ試した結果2017年に完成しました。現在「トツテンくん」の名称で販売されている凸面点字器は、以下の特徴があります。

1.点字を読む面(凸面)から書く、画期的な点字器です。
2.点字一マスの大きさがLサイズ(標準のサイズより大きめ)なので初心者にとって書きやすく、読みやすい点字が書けます。(1行26マス×4行)
3.名刺に点字が書けます。
名刺に点字を書くため、定規下板中央部に切り欠けをつけ、さらに定規上板の2か所に縦の線を入れて、その内側13マスを使うようにしてあります。
4.テープに点字が書けます。
12mm幅のタックテープを通す穴(テープガイド)が4行目にあります。
5.上板がスケルトン
定規の上板がスケルトン(透明)なので、墨字(指で読む点字に対して、目で読む文字)が書かれている用紙に点字を書く際、墨字とのバランスを見ながら点字の位置を決めることができます。
6.カラーは5色
点字器は、5色のカラー(グリーン、クリーム、ピンク、ブルー、ホワイト)から選べます。

トツテンくんを使って、小学生をはじめ多くの人たちが気軽に点字の読み書きに親しみ、点字や点字を使う人たちを身近に感じられるようになることを願っています。

さらに、凸面点字器を日本だけでなく世界中に広げて、点字を必要とする人たちが楽に点字を覚えることができるように、点字使用の外国人留学生にトツテンくんをプレゼントする活動を続けています。

凸面点字器 トツテンくん

← 活動内容の紹介のページに戻る